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2018-01-07

象の小規模なラジオ#511 2018.01.06

象ラジ2017年間ベスト特集(ミュージシャン編)

出演:成川勇也、やなはる、ジンボユウキ

新年あけましておめでとうございます!と言いつつ今週の象ラジは引き続き2017年間ベスト特集。特別編として昨年象ラジに出演していただいた方を中心に、ミュージシャンの皆さんに選んでいただいた2017年間ベストソングをご紹介しました。選曲&素晴らしいコメント、皆さん本当にありがとうございます!私たちパーソナリティが普段紹介していなかった楽曲が多く、とても楽しかったです。いただいた選曲とコメントは下に掲載しておきますので、放送聴けなかった方もぜひチェックしてみてください!そして今年も「象の小規模なラジオ」をよろしくお願いします!〔やなはる〕

※収録には間に合わなかったのですが、Lampの染谷さん、マーライオンさんからも選曲していただいたので追加で記載してあります。

嵯峨山諒(carpool)
■THE PATS PATS / Our Song『Girls talk / Our song』収録


今年は個人的にはcarpoolのファーストアルバムをリリースさせてもらったというのが一番大きいトピックでした。制作やらライブやらで上半期はすごく濃厚で、まだ一年も経っていないのかという感じもします。アルバムリリースにともなって、PASSiON RECORDSのレーベルメイトのPATS PATSと一緒にライブしたり遠征したりということが今年は多くて、すごく楽しかったです。ライブの度にこの「Our Song」を聴いて感動してました。メロから歌詞までもう紛うことなき名曲で、これにOur Songというタイトルがついてるのが泣けます。PATS PATSの曲はどれもずっと昔から知ってるようなクラシカルな響きがあって本当に素敵で、レーベルメイトに恵まれたな〜と思います。他にも色々今年はポップスに助けられたな〜という感じがしてまして、ちょっと音楽聴いてテンション上がったりとか、口ずさんでみて歌詞にグッときたりとか、そういう瞬間が来年もたくさんあれば良いなと思うし、自分たちの音楽もそういう風に聴いてもらえたらうれしいな〜と思います。

carpoolオフィシャルサイト

エイジ(noid)
■Jay Som / The Bus Song 『Everybody Works』収録


Spotifyとかで自分の感性だけで探していくのが好きで、人に教えてもらうってのももちろんいいですけど。そこで出会った曲で、バンドでやる上でこれ以上無いシンプルさで、メロディもしっかりしてて、イントロのジャンジャンジャンジャンってギターもあって、その上に乗る無駄のないパートたち。自分たちが出来てないことをしているものを好んで聴いてるのかもしれないです。(※出演時のコメント書き起こしです)

noidオフィシャルサイト

樺山太地(Taiko Super Kicks)
■Kamasi Washington / Humility 『Harmony of Difference』収録


ジミ・ヘンドリックスをのぞけば今年一番聴いたカマシ・ワシントンのアルバムから、一番ファンキーな二曲目を選びました。 一瞬で懐に飛び込んでくる豪快なメロディーがアルバムのラストまで一気に連れて行ってくれます。
クラシック的な複雑に重なり合ったハーモニーと、ジャズの爽快なグルーヴがフィーチャーされた今作では、前作のようなアッパーな音圧ではなく、一つ一つの楽器をじっくり味わえる軽やかな音質が採用されていて、そういう細やかなディレクションも素晴らしいなと思いました。

Taiko Super Kicksオフィシャルサイト

中村龍人(Emerald)
■Mr.Jukes / Ruby『God First』収録


個人的に今年ダントツで1番聴きこんだアルバムです。ゲストも超豪華ですけど、それを感じさせないのは作品の完成度なんじゃないかと。とんでもなく素敵な歌モノ作品だと思います。元気になります

磯野好孝(Emerald)
■bonobos / Heavy Weather Flamingos『FOLK City FOLK .ep』収録


藤井智之(Emerald)
■Jorja Smith / Blue Lights


とにかくコードの転調感が凄くてビックリ。歌のメロもなんとも癖になってめちゃめちゃ聴いた曲です。弱冠20歳!!

高木陽(Emerald)
■MONDOGROSSO / ラビリンス『何度でも新しく生まれる』収録


フジロックで観てみたかった。あと、PVがカッコイイのと満島ひかりが可愛いい。

中野陽介(Emerald)
■環ROY / はらり『なぎ』収録


聴けば聴くほど染み込んでくる
海外から吹く風を
毎朝毎晩身体に呑み込んで
私小説のように丁寧に紡がれていく「和」の美しさを堪能しました。

Emeraldオフィシャルサイト

yojik(yojikとwanda)
■大場ともよ / クロール 『はじまりのうた』収録


今年は名古屋にライブで3回も行けて嬉しかったんですが、行けば行くほど名古屋のミュージシャンの面白さというかユニークさが底知れなくて楽しいです。ともよさんも岐阜の方ですけれど名古屋でたくさん活動しているみたいで、私にとってはそういう名古屋ミュージシャンのひとりです。このアルバムはヨーワンでも演奏してくれてる服部さんや吉田さんも参加しているのですが、特にこの曲の歌や演奏の雰囲気がほんとに好きでたくさん聞きました。象ラジリスナーの方にもぜひ〜

wanda(yojikとwanda)
■石若駿 / Asa feat. 角銅真実『Songbook』収録


2017年によく聴いたのは石若駿さんの『Asa』という曲です。もし2017年の製作しばりならseihoさんがリミックスした、RIRI『Rush remix』ですね。原曲と聞き比べると色々楽しくてオススメです。我々yojikとwandaも2017年7月に発売したCD『サマーギフト』でリミックスとオリジナルを聴き比べれるマニアックな楽しみ方ができるので是非聴いてみてください。

yojikとwandaオフィシャルサイト

吉田悠樹
■大場ともよ / クロール 『はじまりのうた』収録


自分もこのアルバムには別の曲で少し参加してるのですが、それとは関係なく繰り返しよく聴いた一曲です。バックにはギターに名古屋の角田健太、ベースにNRQ服部将典も参加してます。この曲について詳しくは知らないのですが名古屋のシンガー「マツバナオキ」さんのカバーとの事。

吉田悠樹オフィシャルサイト

小森清貴(壊れかけのテープレコーダーズ)
■Cornelius / あなたがいるなら『Mellow Waves』収録


のっけのスネアの「カン!」て音の音像に近未来を感じた。何故かこの曲を聴いた時、デヴィッド・ボウイの遺作『★』への、日本からの回答のような感じがした。前衛と普遍性、実験と歌心、2017年、という括りに固執するなら、これは2017年にしか生まれ得なかった音楽だと思いましたので、選びました。

壊れかけのテープレコーダーズオフィシャルサイト

上野翔(毛玉、4×4=16)
■Cornelius / あなたがいるなら『Mellow Waves』収録


今年のフジロック。オザケンへ流れる人々を尻目にコーネリアスを観続けた僕の選択は正しかった。
ライブ最高だったし、オザケンどーせ観れなかったし。Point以降、ひたすら意味を剥ぎ取り音とリズムの組み合わせの妙を追求していたコーネリアスが弾き語りでも歌えてしまうほどのメロディとコードで進行する曲を書いたということがとにかく衝撃でした。坂本慎太郎による歌詞も素晴らしいです。ラブソングは良いものですね。しかし、Pointから今年で16年。来年で17年。年を取るわけですね・・・。

毛玉オフィシャルサイト
4×4=16オフィシャルサイト

冷牟田敬(冷牟田敬band、mtvBAND)
■Lil Peep / Benz Truck『Come Over When You’re Sober, Pt. 1』収録


すごく新しい事をやろうとしていた人な気がしました。

冷牟田敬オフィシャルサイト

なるけしんご(ニンニ)
■電気グルーヴ / トロピカル・ラヴ 『TROPICAL LOVE』収録


派手でも地味でもない音の使い方や雰囲気はまさに絶妙でいつまでも聴いていられる曲でした。自分でも曲を作っているとどうしても大きな展開を曲で必要かも。と思うのですが、僕の理想は派手な音を使わず、テンションを変えず進むか上手くいけばさらに落として成立させたかったりします。corneliusや細野さんはそれができているからすごく好きで、この電気のアルバムもそうでした。

ニンニオフィシャルサイト

菅原慎一(シャムキャッツ)
■Parasol, Silica Gel / Space Angel


シャムキャッツオフィシャルサイト

染谷大陽(Lamp)
■Celso Adolfo / Argentina 『Coracao Brasileiro』(1983年作)収録


アルバムトータルで好きで、この曲がというのはすごく難しいのですが、今の気分で1曲選ぶなら、「Argentina」という曲です。多分、他の人が聴いても、「へえ、、、」みたいな音楽だと思うのですが、、。個人的にはこれが一番良かったです。やっぱり昔の音楽の方が全然好きですね。僕は。

Lampオフィシャルサイト

マーライオン
■Ekena / Todxs Putxs『Nó』収録


2017年は東京に引越しをして、一人暮らしをしたのが大きい出来事でした。 隣がスタジオなので制作環境が変わったのと同時に音楽を聴く環境も変わりました。レコードプレーヤーの導入とストリーミング配信で聴くようになり、広がり方に戸惑いながらも笑、楽しく過ごせました。
その中でもBruno Pernardas 三部作には大変感銘を受けました。繰り返し聞いた作品は多いのですが、その中でもこちらの1曲はストリーミング配信で偶然見つけた曲です。ばらアイスという作っていたCDが短いという反動もあり、2017年後半はまた長い分数の曲を多く聞いておりました。いまはきっとレコ屋やCD屋さんで偶然音楽を知るのではなく、プレイリストなので知る時代なのでしょうね。2018年は僕も仲間に入りたいものです。今年も宜しくお願い申し上げます。

マーライオンオフィシャルサイト

象ラジパーソナリティそれぞれの2017年間ベストはこちら!
Narikawa’s Best Albums & Songs of 2017
ynhr’s Best Albums & Songs of 2017
Jimbo’s Best Albums & Songs of 2017

Onair Track List

  1. HAPPLE / アナグマアンダーグラウンド with ペガサス
    『ハミングのふる夜:購入特典』収録
  2. THE PATS PATS / Our Song
    『Girls talk / Our song – Single』収録
  3. Jay Som / The Bus Song
    『Everybody Works』収録
  4. Kamasi Washington / Humility
    『Harmony of Difference』収録
  5. Mr.Jukes / Ruby
    『God First』収録
  6. 環ROY / はらり
    『なぎ』収録
  7. 石若駿 / Asa feat. 角銅真実
    『Songbook – EP』収録
  8. 大場ともよ / クロール
    『はじまりのうた』収録
  9. Cornelius / あなたがいるなら
    『Mellow Waves』収録
  10. Lil Peep / Benz Truck
    『Come Over When You’re Sober, Pt. 1』収録
  11. 電気グルーヴ / トロピカル・ラヴ
    『TROPICAL LOVE』収録
  12. Parasol, Silica Gel / Space Angel
    『Space Angel – Single』収録
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